患者様・一般の方へ
2026年01月05日新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
この1年が皆様にとって幸多い1年となりますようお祈り申し上げます。
さて、今年の干支(えと)は「丙午(ひのえうま)」とのことです。恥ずかしながら、今日まで「丙午」は忌み嫌われる年だと思っておりました。ところが調べてみますと、十二支の「午(うま)」は、力強さ、躍動感、成功、勝負運などの象徴ということであり、十干(じっかん)の「丙(ひのえ)」は「午」とともに火の性質を表し、「丙午」は、活気に満ちた強いエネルギーで道を切り開くことができる、また新しい挑戦に光が差すといった、むしろ縁起の良い年とされているようです。
それではなぜ忌み嫌われる年だと覚えていたのでしょうか?古来、丙午生まれの女性は「気性が激しく、夫や嫁ぎ先に災いをもたらす」といった迷信があったようです。丙午の年に火事が多かったという説や、江戸時代に恋人に会いたい一心で放火事件を起こして火刑に処せられた「八百屋お七」(史実を題材にした創作物語の主人公)が丙午の生まれだったからという説もあるようです。医療従事者は、公衆衛生学で丙午の年には出生数が激減すると習うことから、無意識に忌み嫌われる年だと刷り込まれていたのかもしれません。実際に、前回の丙午であった1966(昭和41)年の出生数は約136万1000人で、前後の年よりも約50万人も少なかったようです。
今、日本では少子化がどんどん進んでおり、綾部市は少子高齢化の最先端を走っているような状況です。こんな迷信や俗説に惑わされて、綾部市の少子化や人口減少がさらに加速しないことを願います。どうせ迷信を信じるなら、良い方の迷信を信じて明るい1年に致しましょう。
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綾部市立病院 院長 志賀浩治
