日本医療機能評価機構認定病院 基幹型臨床研修指定病院 | 綾部市立病院

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2024年02月09日

記事をアップしました!【在宅支援入院?って】

1/12 当院 連携医療室 京都協立病院さんと協働で「在宅支援入院」をテーマに地域連携会議を4年ぶりに開催しました。

今回は、 連携医療室 スタッフに少し話を聞きました。

地域連携会議とはどのような会議ですか?

1年に1回程度、地域の医療・福祉に関する事をピックアップし関係者が学びあう会議のことです。
その時々の気になるテーマを定めて講師の方を呼んでお話を聴いたり、問題となるテーマに沿って関係者でディスカッションを行い相互理解を深めスムーズな関係づくりに努めています。
コロナ禍で4年ほど開催出来ませんでしたが、2019年には市民を対象にした公開講座も開きました。

今回のテーマはどういったものですか?

今年度のテーマは在宅支援入院についてです。
在宅支援入院とは、一般にはレスパイト入院と呼ばれ、在宅で生活している介護が必要な患者さんの生活を守り、少しでも在宅生活を継続できるよう支援する目的のものです。
しかし、同じ在宅支援入院でも病院によって利用の仕方が違うことがわかってきたので、京都府中丹地域の7つの病院と何度か会議を重ね、それぞれの病院の違いについて、ケアマネジャーや地域包括支援センター、相談支援員の方を対象に意見交換を、出来る機会として、今回会議を開催しました。

当院ではどのような方が在宅支援入院の対象ですか?

ご家庭で生活されている介護の必要な方が対象になります。
年齢の上限はありませんが、小児の患者さんは地域包括ケア病棟での受け入れはしていません。小児の患者さんについては今回お知らせする在宅支援入院とは別になります。
特徴としては病院での入院なので医療的なケアが必要な方の受け入れも可能です。医療的ケアとは痰の吸引や胃ろうへの注入食の手技、酸素療法、褥瘡などの皮膚処置などを言います。ただ、一般の入院と違って積極的な治療を行うものではないので、在宅支援入院では身体状況が安定されている方を対象にしています。
あくまで在宅生活を支援することが目的の入院なので、退院後は自宅で生活をされる方が対象になります。

どうすれば利用できますか?

生活状況や身体的な状況について客観的に様子をお聞きしたり、他の介護サービスなど調整が必要な場合もあるので担当のケアマネジャーや地域包括支援センターの担当者、障がいのある方は担当の相談支援専門員から連携医療室へ申し込みをしてもらいます。特に冬季や夏季については申し込みが重なる場合があり、ご希望に添えない場合もあることを了承ください。

最後に一言お願いいたします。

住み慣れた自宅で生活したい、生活させたいという患者さんやご家族の思いを少しでも長く実現できるようにお手伝いをしたいと考えています。そのためには様々なサービスを利用し家族が頑張りすぎないことが大切です。その様々なサービスの一つとしてこの在宅支援入院があります。
ご家族が疲れたな、困ったなと感じたら担当のケアマネジャーさんなどに相談され在宅支援入院も選択肢としてご検討していただけたら幸いです。

資料:「在宅入院できまっせ」