一般・消化器外科
概要
私たちは消化器疾患の外科的治療を専門とし、食道から肛門までの外科的治療を必要とするあらゆる消化器疾患を扱っています。近年増加する消化器悪性腫瘍(がん)を中心に、胆石症、鼠径ヘルニア等の良性疾患、虫垂炎、腸閉塞、消化管穿孔といった緊急疾患に対する治療も行っています。また、創傷処置や外来小手術などの一般外科も担当しています。
診療内容

基本的に各疾患のガイドラインに基づいた標準治療を行います。また、京都府立医科大学消化器外科と連携をとり、最新の治療法を積極的に導入しています。最近では消化管悪性腫瘍(胃癌、大腸癌)、胆石症に対する手術は、低侵襲な腹腔鏡下手術を第一選択とし、小さい傷で術後の痛みも少ないため、早期退院、早期の社会復帰が実現できるようになっています。一方で、高齢の方や合併疾患を持った方も多く、術後のQOL(生活の質)を考慮し、縮小手術を選択する場合もあります。それぞれの患者さまの背景を踏まえ、最も適切と考えられる治療方針について、消化器外科内で、また他部門を合わせた外科全体で、さらに消化器内科と、毎週行う定期的なカンファレンスの中で検討を行っています。最終的には患者さま、ご家族さまへの十分なインフォームドコンセントの上で治療方針を決定しています。
手術症例
2017年4月~2018年3月
胃、十二指腸 27例
小腸 11例
大腸 48例
肝胆膵 39例
その他(ヘルニア、虫垂炎など) 75例
National Clinical Database(NCD)の手術・治療情報データベース事業への参加について
スタッフ紹介
氏名 | 卒年 | 役職名 | 専門分野 | 資格 |
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阿辻 清人 (あつじ きよと) | H8年 | 部長 | 外科一般、消化器 | |
大陽 宏明 (たいよう ひろあき) | H13年 | 部長 | 外科一般、消化器 | 医学博士 日本外科学会専門医・指導医 日本消化器外科学会専門医・指導医 日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医 日本内視鏡外科学会技術認定 検診マンモグラフィー読影認定医 日本病態栄養学会NST研修修了 |
岡島 航 (おかじま わたる) | H20年 | 医長 | 外科一般、消化器 | 医学博士 米国外科学会Fellow(FACS;Fellow of American College of Surgeons) 日本外科学会専門医 日本消化器外科学会専門医 日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医 <修了した研修> 新臨床指導医養成講習会 京都府がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 <受賞歴> 米国外科学会 Clinical Congress2014 Posters of Exceptional Merit 日本外科学会第115回 定期学術集会 Young Investigator's Award 京都府立医科大学外科同門会2017年度学術奨励賞 |
鴻巣 寛 (こうのす ひろし) | S52年 | 非常勤 | 外科一般、消化器 | 日本外科学会指導医 日本消化器外科学会認定医・指導医 京都府立医科大学消化器外科臨床教授 |