概要
私たちは消化器疾患の外科的治療を専門とし、食道から肛門までの外科的治療を必要とするあらゆる消化器疾患を扱っています。近年増加する消化器悪性腫瘍(がん)を中心に、胆石症、鼠径ヘルニア等の良性疾患、虫垂炎、腸閉塞、消化管穿孔といった緊急疾患に対する治療も行っています。また、創傷処置や外来小手術などの一般外科も担当しています。
National Clinical Database(NCD)の手術・治療情報データベース事業への参加について
診療内容
基本的に各疾患のガイドラインに基づいた標準治療を行います。また、京都府立医科大学消化器外科と連携をとり、最新の治療法を積極的に導入しています。最近では消化管悪性腫瘍(胃癌、大腸癌)、胆石症に対する手術は、低侵襲な腹腔鏡下手術を第一選択とし、小さい傷で術後の痛みも少ないため、早期退院、早期の社会復帰が実現できるようになっています。一方で、高齢の方や合併疾患を持った方も多く、術後のQOL(生活の質)を考慮し、縮小手術を選択する場合もあります。それぞれの患者さまの背景を踏まえ、最も適切と考えられる治療方針について、消化器外科内で、また他部門を合わせた外科全体で、さらに消化器内科と、毎週行う定期的なカンファレンスの中で検討を行っています。最終的には患者さま、ご家族さまへの十分なインフォームドコンセントの上で治療方針を決定しています。
手術症例
2022年度
疾患分類 | 症例数(腹腔鏡症例数) |
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上部消化管悪性腫瘍 | 13(7) |
下部消化管悪性腫瘍 | 34(30) |
肝胆膵悪性腫瘍 | 15 |
胆嚢摘出術 | 22(21) |
虫垂切除 | 10(10) |
鼠径部ヘルニア | 43(31) |
腸閉塞・消化管穿孔・他 | 32(7) |
スタッフ紹介
氏名(卒年) | 専門分野 | 資格 |
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部長 崔 聡仁 (H11年) |
消化器外科 |
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医長 片岡 智史 (H26年) |
外科一般 消化器外科 |
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住吉 秀太郎 (H29年) |
消化器外科 |
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非常勤 鴻巣 寛 (S52年) |
外科一般、消化器 |
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