骨粗しょう症外来
概要
現在日本全国で骨粗しょう症患者は1300万人を超えると言われています。
骨粗しょう症によりせぼねの骨折(脊椎圧迫骨折)、手首の骨折(橈骨遠位端骨折)、太ももの付け根の骨折(大腿骨近位部骨折)などが生じやすくなります。また、一度このような骨折を起こすと次々と骨折をくり返すことがあります。
骨折を予防したり、新たな骨折を防ぐためには、骨粗しょう症を早めに発見して、早めに治療を行うことが重要です。
当外来では、定期的に検査を行い、治療が必要な場合は生活習慣のアドバイスや薬剤の投与を行います。
骨粗しょう症を引き起こすいろいろな原因
*女性、閉経・・・骨の代謝を調節する女性ホルモンのエストロゲンが閉経により減少し、骨粗しょう症の危険性が高まります。
*加齢・・・骨量は20歳代で最大になり、40代後半から徐々に減少します。
*体型・・・小柄な人、やせていて筋肉の少ない人は骨が弱くなりがちです。
*遺伝・・・特に母親が太ももの付け根の骨折(大腿骨近位部骨折)を生じた場合は注意が必要です。
*喫煙、飲酒・・・カルシウムの吸収が低下します。
*他の病気、薬剤の影響・・・関節リウマチ、糖尿病、慢性腎臓病、副甲状腺機能亢進症、ステロイド。
*食生活のみだれ、運動不足
診療内容
整形外科専門医による診察に加えて、薬剤師、看護師、放射線技師、リハビリスタッフ、管理栄養士など多職種が連携し、安心して治療が継続できるように治療に取り組みます。
検査内容
身体測定(身長、体重、BMIなど)
骨密度測定(せぼね、太ももの骨など)
レントゲン撮影(せぼねなど)
血液検査(骨がつくられたり、こわされたりする骨の代謝のバランスを調べます)
検査結果をもとにして、治療が必要な場合は生活習慣のアドバイスや薬剤の投与を行います。

診療時間
スタッフ紹介
氏名 | 卒年 | 役職名 | 専門分野 | 資格 |
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徳川 誠治 (とくがわ せいじ) |
H13年 | 部長 | 手外科、末梢神経 | 日本整形外科学会専門医 日本手外科学会専門医 日本リハビリテーション医学会認定臨床医 京都府立医科大学併任講師 |