栄養科
概要
栄養科の基本理念「私たちは、安全でおいしく、個々の病状に合った食事を提供することにより、患者様の栄養状態の改善を図り、疾病治癒に貢献することを目指します」のもと、安全でおいしい食事を提供するだけでなく、入院患者様全員の栄養管理も担当しています。また、食事療法が必要な方には随時栄養相談を実施し、外来においては患者様の便宜を図り、外来受診時に合わせて実施しています。
入院中のお食事について
1.食事内容は主治医の指示に基づき、病状にあった内容で提供しています。
2.温冷配膳車を使用して、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく提供しています。
3.入院中の食事は病院で用意したものをお召し上がりください。病院食以外の持込や、患者様同士の食べ物の交換はご遠慮ください。
4.食物アレルギーに対する食事の対応をしています。
5.常食・小児食の方には毎日昼食と夕食に選択メニューを実施しています。その他、行事食や誕生日のお祝い膳、ご出産お祝い膳、朝パン希望の方への特別メニューも実施しています。(特別メニューのみ有料です)
食事時間(配膳時間)
朝 食 : 7:30 (下膳時間8:30)
昼 食 : 12:00 (下膳時間13:00)
夕 食 : 18:00 (下膳時間19:00)
【行っているサービスの例】
選択メニュー(常食・小児食)
1.このサービスの提供に際し、別途料金の徴収はございません。
2.事前に用紙をお配りして、AかBのメニューを患者様に選んでいただくシステムです。


行事食
1.入院中に四季が感じられるよう四季折々の行事に関係する食材を使用しています。
2.手作りのメッセージカードを添えています。


誕生日お祝い膳
1.入院中に誕生日を迎えられた患者様へメッセージカードとお祝い膳を提供しています。
2.誕生日当日の夕食にハンバーグ、紅白まんじゅう、メッセージカードを添えています。
3.特別治療食の場合の基準の範囲内でできる限りの対応をしています。
4.入院日が誕生日の場合は、お祝い膳の提供は控えております。

産後食
1.お祝い膳の提供・・・ステーキ・紅白まんじゅうなどをお出ししています。
2.食器は陶器や松花堂弁当を使用しています。

特別メニュー
1.朝食にパンを希望する方を対象に、パンとそれに対応した副食の提供をしています。(平日のみ実施)
2.希望される場合には別途申込みと、1食110円(税込)の追加料金が必要です。


あっさり食
1.化学療法などの食欲低下時に、食べやすいように工夫した食事です。
2.においを少なくするため、陶器を使用し、冷たいおかず中心にしています。
3.患者様の嗜好を考慮し、主食や飲み物などを幅広く選択できるシステムとなっています。

栄養管理
入院時に栄養状態を評価し、栄養管理計画書を作成しています。定期的に喫食量調査を実施し、喫食量の少ない患者様には嗜好や食形態を考慮し、喫食率の向上に努めています。必要な場合はNSTという栄養サポートをするチームで栄養状態の改善を図ります。
栄養指導
個別に栄養相談に応じる個人栄養指導と、集団で行う集団栄養指導を実施しています。
個人栄養指導
入院中に特別食を喫食されている方や、外来で食事療法が必要な方には、主治医の指示に従い、個別に栄養指導を実施しています。
月~金曜日は9:00~17:00まで行っています。外来指導の場合は患者様の便宜を図り、主に外来受診時の待ち時間に実施しています。食事療法でお困りの方、栄養指導をご希望の方は主治医までお申し出ください。場所は1階栄養相談室です。
集団栄養指導
【糖尿病教室】
糖尿病における知識を楽しく学んでいただけるように毎回テーマを変えて開催しています。糖尿病専門医をはじめ、糖尿病療養指導士の資格をもつ看護師、薬剤師、検査技師、管理栄養士などが協力して教室を運営しています。当院の入院・外来患者様だけでなく、綾部市内外の開業医へ通院されている患者様にも参加していただくことができます。どなたでも興味のある方はお気軽にご参加ください。
【開催日時】
講 義…月1回程度 月曜日(13:00~14:30)毎回テーマを決め、1回のみの参加でも理解できる内容です。申し込みは不要です。
試食会…月1回程度 月曜日(12:30~14:30)定員15名の予約制で実費が必要となります。
特別企画…毎年1回
【生活習慣病予防教室】
糖尿病をはじめとする生活習慣病予防のための教室を年1回程度開催しています。どなたでも興味のある方はお気軽にご参加ください。
【母親学級】
母親学級は第1、3水曜日、13:00から講堂で開催しています。前期の教室(第3水曜日開催)の中で管理栄養士が食事についてのお話しをします。※管理栄養士の話は前期のみです。
チーム医療
NST(栄養サポートチーム)
医師、看護師、薬剤師、検査技師、理学療法士、言語聴覚士、管理栄養士がチームを組み、それぞれ専門の立場から意見を出し合い、入院中の患者様の栄養状態の改善を目指しています。毎週水曜日に回診を行っています。
褥瘡回診
褥瘡(床ずれ)は圧迫や摩擦、ずれだけでなく低栄養も関係しています。毎週火曜日に褥瘡回診を実施し、褥瘡の処置を医師や看護師が行なっています。管理栄養士も同行し、食事の摂取状況の確認や、栄養状態の評価を行っています。
DM(糖尿病サポートチーム)回診
入院された糖尿病患者様に、よりよい支援ができるよう、毎週月曜日に糖尿病専門医や看護師、薬剤師、検査技師、管理栄養士が各病棟を回診し、情報交換を行っています。
RST(呼吸療法サポートチーム)回診
毎週金曜日に、医師サポートのもと看護師、理学療法士、MSW、臨床工学技士、薬剤師、管理栄養士が集まり、各病棟のリンクナースと該当患者の状態やケア方法について協議し、呼吸器リハビリや機器使用方法の確認、薬剤管理、栄養補給などについての提案を行っています。
スタッフ(令和2年9月1日時点)
<認定資格など> |
管理栄養士 3名 (病態栄養専門管理栄養士 1名) (日本糖尿病療養指導士 2名) (京都府糖尿病療養指導士 1名) (NST専門療法士 1名) (JDA-DAT京都スタッフ/日本栄養士会災害支援チーム 1名) |