薬剤部

薬剤師を目指す薬学生の奨学金制度

綾部市立病院では、薬剤師として働きたいと考えている薬学生を対象とした奨学金制度を、平成30年度に新設しました。(なお、現在は募集を行っておりません。)  

薬剤部長からのご挨拶

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昨今の新型コロナウィルスパンデミックに伴い、医療現場は未曾有の大混乱という状況にあります。当院もその医療現場の一つとして患者様の安全、自身の安全を確保しながら業務を行っております。このような状況の中、薬剤部では新型コロナウィルスへの対応と併せて、業務の基本的方針は昨年度と同様に進めていきたいと思っております。

昨年度の目標である「薬剤部業務の改革」(病棟における薬剤管理指導業務の拡大、抗がん薬・中心静脈栄養輸液の無菌調製、医療安全管理、感染管理)、さらに薬学部6年制教育に伴う長期実務実習への対応、ならびに臨床研究・治験業務などの薬剤業務の拡充を掲げた結果、目標の約8割を達成することができました。これに関しては薬剤部員が、他部署と多職種連携を積極的に行った結果によるものかと思い、感謝しております。しかしながら、まだまだやるべき課題は山積です。次の目標に向かい計画を立て、部員全員が同じ目標に向かって努力するように努めていきたいと思います。

薬剤師は、薬に関する様々な問題点を抽出し、医師、看護師をはじめとした医療スタッフと情報交換、また協働する。この極めて重要な業務が確実にできるようになるにはかなりの経験や知識が必要となります。それには、日々の研鑽と実臨床の経験を積み「基本的な医学知識」を身に着けるよう努力すべきと考えます。薬の専門家として、医療チーム(糖尿病・ER等)の一員となり、より良い医療を提供するために研鑽を重ね、常に患者さまのベネフィットを第一優先として捉え、薬剤部のすべての薬剤師が最良の医療を提供することを目指しております。

また常に薬剤師は、「Pharmacist&Scientist」としてすべての患者さまにおいて「薬剤師は科学者でもある」の意識で、安全・安心な医療を追求し、提供し続けることを使命としています。そのためにも当薬剤部では、お互いに切磋琢磨し、さまざまな専門資格の取得を目指し、学会発表、論文投稿など、 知識、技術の向上に努め、目標に向かって進むことができる環境作りに配慮しております。

最後に、個々の薬剤師には個性があります。その個性を大切に、信頼される医療人として成長できるよう、 やりがいのある職場、元気で明るい職場を目標に、患者さまへの責任を果たすと同時に自らも成長する集団をめざし、 様々な場での活躍に繋げたいと思います。

薬剤部長 杉田 直哉

概要

薬剤部は病院理念である「患者さま本位の医療」をめざし、業務にあたっております。またチーム医療にも積極的に参加し、病院全体で安全でよりよい医療が提供できるよう努めております。

業務内容

【調剤業務】
電子カルテを使用し、オンラインで安全かつ効率的な調剤を行っております。調剤監査システムを用いて患者さまごとに薬歴管理、重複投与、相互作用等の処方チェックを行っております。調剤過誤防止、調剤の迅速、効率化を図るため、さまざまな調剤用機器を導入しております。
①自動錠剤分包機
②散薬監査システム
③水薬監査システム
④ピッキングマシン(自動注射薬取り揃え機)

1.内服、外用薬調剤
処方箋に基づき安全で、正確な調剤を行っております。服用する薬が多い患者さまには、自動錠剤分包機を用いて複数の薬を分包することで服用間違いを防止します。またお薬説明書を作成して文書による情報提供を行っております。

2.注射調剤
ピッキングマシン(自動注射取り揃え機)を利用して、患者さまごとに1日分ずつセットして払い出しております。

3.お薬相談
お薬相談窓口で外来患者さまの薬に関するさまざまな相談や問い合わせに対応しております。

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注射調剤

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ピッキングマシン

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内服調剤

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錠剤分包機

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散薬調剤

【抗がん薬・中心静脈栄養(TPN)輸液の無菌調製】
抗がん薬の計量調製は、安全キャビネットを使用し、全ての抗がん薬の調製に閉鎖式薬物移送システム(CSTD)を活用する曝露予防策をとっております。その他、レジメン(抗がん薬の投与量・投与速度などの記載された投与計画書)や治療スケジュールの作成援助、薬歴管理、処方監査も併せて行っております。
中心静脈栄養(TPN)輸液はクリーンベンチを使用し、無菌的な調製を行っております。
抗がん薬や中心静脈栄養(TPN)輸液の調製には混注監査システムを活用し、万全の事故予防体制で業務を行っております。

【薬剤管理指導業務】
入院患者さまに服薬中の薬や注射薬について説明、指導を行い、相互作用や副作用の確認、薬歴管理を行っております。

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抗がん薬計量調剤

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薬剤管理指導

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糖尿病チーム

【チーム医療への参画】
医師、看護師、コメディカルなどの医療スタッフとともに、多職種の中で専門性を発揮し、よりよい治療を行えるように活動しております。糖尿病チーム、感染制御チーム(ICT)、栄養サポートチーム(NST)、認知症サポートチーム(DST)、呼吸療法サポートチーム(RST)、緩和ケアチーム、褥瘡管理チームなど様々な医療チームに参加しております。

【病棟活動】
入院患者さまが持参された薬の確認や内服薬に関して、患者さま自身が管理できない場合に看護師預かり(ナース管理)として、入院処方薬、持参薬の管理を行っております。

【医薬品情報(DI)業務】
医薬品情報業務とは、診療に使用される医薬品に関する様々な情報を収集、整理、提供する業務のことです。情報を早く・正確に製薬会社・書籍・インターネット等で入手し、医薬品情報室で管理しております。その中から必要な情報を抽出して、医師や他の医療従事者ばかりではなく患者さまにも提供しております。

【院内製剤】
治療に必要でありながら市販されていない特殊な薬剤を、医師の依頼に基づいて調製しております。

【病院実習受け入れ】
薬学生の病院実習の受け入れを行っております。


【学会・研修会発表実績】


2019度
第67回日本化学療法学会総会
シンポジスト 演題「市中病院におけるICTとAST活動の棲み分け」

第41回近畿学術大会(神戸)
・トリプル吸入療法に3成分配合治療薬を使用した場合における有効性についての検討
・薬剤部と臨床検査科で協働したB型肝炎再活性化防止のための取り組みの実施状況
・2型糖尿病患者の内服薬剤の1日投与タイミング回数調査

第7回北部学術大会(福知山)
・シナカルセト塩酸塩からエボカルセトに切り替え後の有効性及び安全性の検討

2018年度
第40回近畿学術大会(奈良)
・シナカルセト塩酸塩からエボカルセトに切り替え後の有効性及び安全性の検討

共著書籍「医師ともっと話せるようになるための臨床医学知識」(じほう社)2017/4刊



【専門・認定薬剤師】
日本病院薬剤師会認定 感染制御認定薬剤師 1名
日本病院薬剤師会認定 がん薬物療法認定薬剤師 1名
日本化学療法学会認定 抗菌化学療法認定薬剤師 1名
日本医療情報学会 医療情報技師 1名
日本糖尿病療養指導士認定機構 糖尿病療養指導士 1名
日本薬剤師研修センター 認定実務実習指導薬剤師 5名
日本骨粗鬆症学会 骨粗鬆症マネージャー 1名
日本腎臓病協会 腎臓病療養指導士 1名

 

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