産婦人科
■特色
京都北部の中核病院として、周産期医療、良性婦人科疾患、悪性腫瘍手術や化学療法(抗癌剤治療)まで幅広く診療しています。地域の人々がわざわざ都会の病院へ行かなくても、同等以上の医療を提供することを目標としています。とりわけ、腹腔鏡手術や子宮鏡手術などの内視鏡手術を積極的に行っており、子宮筋腫や卵巣腫瘍ではほとんどが腹腔鏡手術で行われています。また、子宮頚癌に対する広汎子宮全摘術やリンパ節郭清術も腹腔鏡下に行い、手術時間や出血量、術後の回復などでは開腹手術以上の成績をあげています。内視鏡手術は従来の開腹術に比べ、より低侵襲な手術方法であり、入院期間も短く、より早い社会復帰が可能です。
不妊治療では的確な判断を行うよう心がけ、不妊専門施設への積極的な協力も行っています。周産期医療では、胎児奇形や妊娠糖尿病、妊娠中毒症などの合併症の早期発見、治療に努めています。また、セカンドオピニオンを求めて来院される方も多く、検査や治療の必要性の是非、長所、短所などについてわかりやすく説明することを心がけています。
<施設認定>
日本産科婦人科学会専門医制度
卒後研修指導施設
日本周産期・新生児医学会認定
周産期母体・胎児専門医暫定研修施設
■診療内容
- 1. 良性疾患
- ほとんどの手術が腹腔鏡手術や子宮鏡手術などの内視鏡手術で行われています。
当科で行っている主な術式は、
・全腹腔鏡下子宮全摘術 TLH(子宮筋腫)
・全腹腔鏡下子宮筋腫核出術 TLM(子宮筋腫)
・腹腔鏡下卵巣嚢腫摘出術 LC、LAC (卵巣腫瘍)
・腹腔鏡下子宮内膜症手術(子宮内膜症)
・腹腔鏡下卵巣多孔術 (多嚢胞性卵巣症候群、不妊症)
・子宮鏡下子宮筋腫核出術 TCR (粘膜下子宮筋腫)
・その他、一般的な開腹術や腟式手術、TVM(メッシュを用いた子宮脱手術)など - 2. 悪性疾患(癌治療)
- 適切な診断を行うよう努め、疾患、病期(ステージ)に応じた標準治療を行っています。また、術前・術後化学療法も世界的に認められた治療法を選択、実施するようにしています。子宮頚癌に対して行われる手術では、腹腔鏡下に広汎子宮全摘術および骨盤リンパ節郭清術を行うことも可能です。患者との信頼関係を第一と考えていますので、基本的には病名を告知し、十分な説明を行い、納得して頂いた上で治療法を選択、実施しています。また、他院でのセカンドオピニオンを希望される場合や、転院・治療を希望される場合も当然の権利として遠慮なくお申し付け下さい。検査結果、レントゲンフィルムの貸出、コピーにも対応致します。他院で診療を受けていられる方の相談、セカンドオピニオンにも対応し、治療の選択肢、長所、短所をわかりやすく説明致します。
- 3. 周産期医療(産科)
- 超音波検査や糖尿病スクリーニング、感染症スクリーニングを適切に行い、世界標準の診療を心がけています。また、最新の情報入手にも力を入れ、日々変化・進歩する周産期医療に対応できるよう努めています。より安全な分娩を心がけ、羊水注入療法などにより異常分娩の治療にも効果を上げています。外来には2台の4D超音波機器があり、毎回の妊婦健診で活用しています。
- 4. 不妊治療
- 体外受精は行っていませんが、必要十分な検査を適切に行い、排卵誘発や内視鏡手術、人工受精により妊娠できるよう努めています。また、不妊専門施設への積極的な紹介や協力、連携もしています。
- 5. 研修指導
- 指導は全てマンツーマンで行い、実践的な臨床能力が身につくよう指導します。講義よりも実技を重視し、超音波や子宮鏡などの検査、分娩管理、開腹手術や腹腔鏡手術手技の習得を目指します。また、診断・治療そのものだけではなく、そこに至るまでの思考過程を指導し、自ら学習していける能力を身につけてもらいます。患者への病状説明も実践を通して学習し、患者、看護師、医師の3者から信頼される医師となることを目標とします。医師としての考え方や態度を学習することにより、将来産婦人科を志望しない研修医にとっても有用となる研修が受けられます。平成18年度は5名の研修医を指導し、2名が産婦人科医となりました。一度、綾部市立病院に来て、体験してください。
■診療実績
-
年間手術数 約220件 年間分娩数 約420件 年間のべ入院患者数 約5,800人 平均在院日数 7.9日/人 平均外来患者数 約45人/日
■スタッフ紹介
| 氏名 | 卒年 | 役職名 | 資格 |
|---|---|---|---|
| 上野 有生 (うえの ともなり) |
H8年 | 部長 | 日本産科婦人科学会専門医 |
| 垰村 朝子 (たおむら ともこ) |
H18年 | 日本産科婦人科学会専門医 産業医 日本産科婦人科内視鏡学会員 日本内視鏡外科学会 新生児蘇生法専門コース修了認定 |
|
| 川原 麻美 (かわはら まみ) |
H21年 | 日本産科婦人科学会員 新生児蘇生法1次コース修了認定 |
|
| 川原 健治 (かわはら けんじ) |
H22年 | 日本産科婦人科学会員 新生児蘇生法専門コース修了認定 |
| 氏名 | 卒年 | 資格 |
|---|---|---|
| 山本 拓郎 (やまもと たくろう) |
H20年 | 日本産科婦人科学会員 |
















