循環器内科
■特色
当院の循環器内科には4名の医師が勤務しており、全員が日本循環器学会認定の専門医資格を取得しています。また日本循環器学会の研修指定病院の認定も受けています。
循環器内科が対象とするのは、高血圧症や高脂血症、糖尿病(別に糖尿病専門外来も開設されています)をはじめ、これらを基礎に進行した虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞の総称)の診断と治療、あるいは不整脈、各種の弁膜症、心筋症およびこれらが進行して生じた心不全の治療などと多岐にわたり、最近よく耳にする肺血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)なども循環器内科が対応しています。
この数年、年ごとに冠動脈造影検査数が減少してきています。これは、平成16年8月から冠動脈形成術に薬剤溶出性ステントという器具を使用しはじめてから一貫した傾向です。それ以前には冠動脈形成術後2~3割の患者さんに再狭窄を生じてしまいましたが、薬剤溶出性ステントを使用するようになって以降、再狭窄率が1割前後に改善しました。このため、再治療を受ける患者さんが激減したことによるものです。病院の活力が衰退したわけではなく、治療成績が向上したことによるものですから喜ばしいことです。
最近、「治療数が多い」=「良い病院」と評価される風潮があります。しかし、綾部市およびその周辺の人口を対象とする当科の診療規模は、都会の大病院には遠くおよびません。その代わりに当科では、休日に2名の循環器医のオンコール体制を整えることにより、さらに交通渋滞の少なさと相まって、都会ではマネのできないような迅速な休日救急対応を実現しています。
例えば、循環器領域の代表的疾患である急性心筋梗塞は、突然発症して死に至ることも少なくない疾患として恐れられています。そしてこの疾患から命を救うためには一刻も早く冠動脈形成術(詰まった血管を再開通させる治療)を行うことが必要とされています。当科に急性心筋梗塞患者さんが救急搬入されてから冠動脈形成術を開始するまでの平均所要時間は、京都府下でもトップクラスの迅速さを誇っています。
残念ながら綾部市近郊には循環器診療を専門とする医療機関が決して多くはありません。この点からも循環器救急疾患に対する24時間救急対応体制を整えていることは大変意義のあることと考えています。
症例数の多さではなく、迅速さへのこだわり。これが当科の1つの特色です。
■診療実績
医療統計(平成22年4月~平成23年3月)
・冠動脈造影 248例
・PCI 71例
(冠ステント使用率 90%)
・AMI搬入数 26例
・永久ペースメーカー移植術 29例
■スタッフ紹介
| 氏名 | 卒年 | 役職名 | 専門分野 | 資格 |
|---|---|---|---|---|
| 志賀 浩治 (しが こうじ) |
S60年 | 副院長 | 循環器 | 京都府立医大循環器内科臨床教授 |
| 河野 泰之 (こうの ひろゆき) |
H3年 | 部長 | 循環器 | 日本内科学会認定内科医 日本循環器学会専門医 |
| 足立 芳彦 (あだち よしひこ) |
H5年 | 副部長 | 循環器 | 日本内科学会認定内科医 日本循環器学会専門医 |
| 中村 英夫 (なかむら ひでお) |
H14年 | 医長 | 循環器 | 日本内科学会認定内科医 日本循環器学会専門医 |












