医療技術部 臨床工学科

概要

臨床工学技士は医療機関において生命維持管理装置の操作・管理を担当する有国家資格の専門職です。生命維持管理装置とは、自己で制御が困難になった生命の基本である、「呼吸」、「循環」、「代謝」という機能を、一時的あるいは恒久的に代行・補助する装置のことをいい、主に人工呼吸器、人工心肺装置、血液浄化(人工透析)装置などがあります。我々は生命維持管理装置を必要とする患者さまの生体機能を適性かつ安全に代行すべく、日々の職務に当たっています。

業務内容

基本方針

生命維持管理装置を用いた高質で安全なハイテク医療の実践
チーム医療を推進し、患者さま本位の医療に努める
学術業績を伸ばすことで自己研磨し、専門職の責任を果たす

■主な所属先
1.日本透析医学会
2.日本呼吸療法医学会
3.日本医療機器学会
4.日本臨床工学会
5.関西透析超音波研究会
6.大阪透析研究会

■主な業務
【血液浄化療法】
血液浄化療法は、各種疾患によって対象物質は異なりますが、主に病状の原因となる血液中の有害物質を除去する治療法です。よく知られている人工透析もその内の一つです。当科スタッフはただ治療を行うだけでなく、より新しい技術を取り入れること、質の高い血液浄化医療を提供すること、患者さまのQOL向上を追及することを念頭において日々の業務に専念しています。また透析センターにおいては、透析業務を支援する専用の通信システムを導入し、安全性の強化や臨床支援、患者サービスの向上を図っています。当科が担当する主な血液浄化療法と、当院透析センターのスケジュール・設備等の概要を下に記します。

≪血液浄化療法の種類≫
・人工腎臓(血液透析、血液濾過、血液濾過透析、無酢酸(濾過)透析)等
・持続緩除式血液濾過、持続緩除式血液濾過透
・血漿交換(単純血漿交換、血漿吸着療法(LDL吸着療法、免疫吸着療法)、二重濾過膜血漿分離交換法、選択分離血漿交換)等
・直接血液灌流(Endotoxin吸着、白血球(顆粒球)除去、活性炭又は肝性昏睡用吸着)等
・腹水濾過濃縮再静注法

≪外来透析診療スケジュール≫
慢性維持血液透析療法
月・水・金<午前、午後クール>
火・木・土<午前、午後クール>
午前:8:00~12:30
午後:13:30~17:30

≪設備≫

透析ベッド数 24床
多人数用透析装置 23台(内HDF対応機種2台)
個人用透析装置 1台(ICUへの移動可)
アフェレシスモニタ 3台

DSC00954 DSC00959 DSC00952

検査、サポート

【人工呼吸療法】

人工呼吸療法は、呼吸不全の病態に陥り何らかの理由で人工呼吸器を装着する必要のある患者さまに対して行われます。当院では様々な職種の専門家が協力し合い、呼吸療法サポートチーム(RST)として呼吸不全に対する管理をサポートしています。当科はその中心的役割を担っています。
気管に管を入れずに人工呼吸管理を行う、NIPPVも積極的に取り入れています。

また、酸素療法であるハイフローセラピーも積極的に取り入れています。ネーザルハイフローを使用し、加温加湿された高流量ガスを投与して治療を行います。

【中央機器管理】

薬事法で定められた医療機器は、医療法によって適切に管理運用することが義務付けられています。当科では、生命維持管理装置を中心とした高度管理医療機器を専用の医療機器管理システムを用いて適正に管理運用するよう努めています。院内全体の医療機器の監視と保守サポートを行うことで、各人が安心して医療機器を使用できる体制を築いています。

【心臓カテーテル検査】

CAG/PCI時のポリグラフ操作、外回り業務を行い、チーム医療の一翼を担っています。

【ペースメーカ外来】

ペースメーカ外来では、定期的に植込み型ペースメーカのフォローアップを行っています。フォローアップではプログラマと呼ばれる機器を用いた無線通信によって、ペースメーカの電池残量確認、プログラム変更、機器の動作確認を行っています。

画像 画像 画像
pagetop